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けいおん!!終了に寄せて

そんなワケで地元でも遂にけいおん!!が最終回を迎えた。

けいおんの世界に足を踏み入れてからというもの、この半年はジェットコースターのようであったが、割と後々から追いかけることの多い自分にあって、とりあえずのところこのビッグウェーブに乗ることができて感慨無量である。

しかしのところ、けいおん2期(けいおん!!)というのは、少々構成に無理があったのではないか、とも思う。

何故ならば、1期12話で贅沢に単行本3巻相当のエピソードを消費しているのだ。
3巻といえば大したことがないように思えるだろうが、けいおんのシナリオ的に3巻の時点で2年次終了、おそらく4巻辺りが最終巻になる可能性もあるなかで、それから2期2クール分のシナリオをひり出そうという時点で、少々地雷臭を感じたのは確かである。

果たしてその予感は半分的中した、ように思う。

2期1話のオープニングでいきなり唯が一人でギターを弾いていた時点で度肝を抜かれたが、要は2期のけいおんはけいおんにあらず。言わば中学生日記とかその辺りのドラマをアニメでやってみました的な作風になっていたように思う。

つまるところ、1期を濃厚に詰め込みすぎた分、2期は結局残り少ないシナリオを無理やり引き伸ばさざる得ず、結果的に「けいおんらしさ」という点においては、2期はかなり違和感の強い仕上がりであったと思う。
というか、元々2期作る事を想定してなかったような感じだよねw

本来、けいおんとはハッキリ言えば喜怒哀楽で表せば明らかに怒と哀の部分がすっぽり抜け落ちたような脳天気な作品であり、喜怒哀楽があるのはアニメオリジナルな部分である。

だが1期は比較的原作に忠実で、肉付けは主にどうにも原作では内容が無くて肉付けせざる得ない部分だけ、或いは1話丸々アニメオリジナル的な、比較的明暗のハッキリした作りであったが、2期はその辺りが曖昧で学園モノアニメとしては王道というかベタな仕上がり。
しかも「水増し」したのがハッキリと感じられるシナリオ構成。

これ、1期が無ければ間違いなく埋没したでしょうな。

元々、けいおんとはコメディタッチな部分を除けば「らしい」個性がほとんど無い、というかそのあまりの内容の無さが逆に魅力な作品だ。

アニメ化前のけいおんとはマイナーな作品であり、おそらく昨春の時点でのけいおんの注目度とは、作品の質よりも「京アニの新作とは如何なるものか」という部分への興味の方が大きかったのではないか。

そこから1期がウケたのってたぶん、肉付けするにしてもエヴァとかみたいに考える作品・緻密な作品とは完全に正反対な、その内容の無さを逆手に取るような徹底的にピュアな「軽音(音楽)楽しい!」っていう感情とかをストレートにかつ増幅して表現する感じがあったのが良かったんだろう。
だから、結果としてそういう陽のスパイラルというか、「けいおん!」という作品の枠を超えた、音楽の世界そのものにも多大な影響を与えるくらいのムーヴメントにすらなんたんだろう。

そんな作風なんだから、2期みたいなヘタに内容を求める構成にすると、無個性でどこか生々しくて説教臭い感じになっちゃう。
だから自分も含めて、妙に考え込んじゃう人も出てきちゃうわけで。

本来、けいおんなんて考えたら負けな作品だよ。
だって、元々の設定とか考えれば、明らかにおかしいじゃんw平沢姉妹の超センスとかw
大人ほどその辺りに気付けないみたいだけどね・・・。

まあとにかく1話見て思った不安がまさに的中してしまった感じで、これだったら1クールの方が良かったんじゃね?って気がした。
ロ澪とジュ律エットとか、2期の迷走の典型だろう。

1期同様、1クールで馬鹿みたいに突っ走って突っ走って、最後に24話の話で締めれば大・感・動で伝説的な作品になったと思うんだけど。

そういう意味では、少々残念な作品でもあった。

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