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【感想】涼宮ハルヒの憂鬱

もう8年半前にもなる作品なんだな(挨拶)。

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ニコ生で12時間半にも及ぶ一斉放送を視聴していたわけだが、何気にハルヒが一斉放送されるのは今回が初めてなんだろうか。

これより1年あとのらき☆すたは初期の一斉放送の常連だったが。

今回のは09年に放送された2期版を分割せずにまとめて流したので、半日以上にも及ぶ超長編になっていたわけだが、2期は新作エピソードに1期の再放送を織り交ぜて再構成したものであったため、元は06年の作品なわけである。

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しかしながら、「21世紀のアニメの形」をたった一作・1クールで創りあげたと言っても過言ではないくらいエポックメイキングで伝説的な作品であった涼宮ハルヒの憂鬱も、自分は実は通しで作品に触れたのは今回が初めてだったりする。

今まで散々コスプレや同人の題材に挙げておいて今更。

一応劇場版(涼宮ハルヒの消失)は見てるし、コミカライズ版もさわり程度には読んではいるが、劇場版はそもそも原作の1エピソードを取り上げた作品ゆえ原作の流れを掴んでいることが前提で当時は想像以上に全くを以って理解不能、コミカライズ版はそもそもこのテのコミカライズの常であまりクオリティが高いとはいえず、メディアミックスの影響も受けてある程度の改変・再構成が入ることもあるのでやはり参考にならない。

流石に、アニメを最初から(つーても放送が始まってから1時間程度経ってから思い出したように気づいたり、途中寝てたりしたけど)辿ると、傍から見ている分には奇想天外で理解不能だったシナリオにも一定の理解を得る事はできたけれども、実際のところは日常系の筆頭格に挙げられることも多いとはいえ、その実は意外と物語の筋道立てた構成が取られており、ただグダを巻いている「日常系」も多い中で、その起承転結が「日常」の枠内に押し込まれているとはいえ、立派なSF・ファンタジー系の作品として成立しているのである。

そういう点ではともすれば奇天烈な作品の筆頭格にも祭り上げられることも多いハルヒも、本質的には土台のしっかりした正統派作品の血筋をしっかりと引いている証拠であり、前衛性を持って語られることの多いこのジャンルの作品とはいえ、作品性の高さも殊に光っている。

結局のところ、ライトなオタク層が急増したのはこの作品のおかげであるけれども、その辺りの取っ付き易く中二病精神をくすぐるストーリーと高い娯楽性、そしてとにかく作画だけは何があっても頑張るという作品の開祖となった作品だけに、今でも上位レベルで通用する作画の良さから来る見てくれのクオリティの高さ、そしてそれが絡みあった作品としての質の高さは現在でも一寸の褪せを感じることもなく、今も尚この「テンプレート」に沿って作られるアニメの多さを鑑みるに、この作品が残した足跡の大きさを実感するものである。

正座して拝聴すればツッコミどころ満載でも、その分かりやすさ・横で垂れ流しているだけでも楽しめる水のような清涼感は、いわゆる10代の多感な時期の少年少女たちをこの世界に引きこむには今でも十分な魅力がある作品であると、今でも思った。

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